2010/02/16

やまをつくるひと

読売新聞記事より引用

「アイコがこの競技のレベルを上げた」と話す銀メダルのジェニファー・ハイル(カナダ)の言葉が、上村がライバルに与えた刺激の大きさを象徴している。

金メダルを取る事の栄光は計り知れない。
けれど、自分としては、ある山の頂点に立つ事よりも、その山を作ることに憧れる。それをした人を尊敬する。

その意味で、ターン技術の新しい時代を作ったという事実は、メダルと違い、もう誰も取り返せない栄光であると思う。

2010/02/15

3Dテレビ

3D対応テレビというのがこれから出始めるようだ。
昨年末あたりからちらほら噂されてたのを知ってたというのもあって、ちょうどその時期に買い替えたテレビはDXアンテナの22インチ、36,800円で購入。
本当に3Dが見やすくなるのにはもう少し時間がかかると思うし、それほど見たいとも思わなくても、頑張って買い替えた直後に、新技術対応の商品が出始めるのって、テレビに限らず、なんかくやしいから、その心理的ダメージを最小限にするために、極めて安いものに。でもこのテレビ、意外と評価は高く、実際これでいいかと思ってしまえば本当にいいと思えるコストパフォーマンスの良さがある。

2010/02/06

ハイジうた

♪くちぶえはなぜ〜 とおくまでちこえるの〜

まあこのへんはいい。問題は次あたりから。

♪あのくもはなぜ〜 わた〜しをらったらら

おかしい おかしいよ

♪はじ〜めて〜 おちい〜かん〜

カ オ ス

♪はじ〜めて〜 おちい〜かん〜
♪はじめて〜

せめて、意味のある言葉で勘違いして下さい。

2010/02/05

過保護

過保護に育つとは非常に厄介なもので、例えば他人への配慮に欠ける、何をするにしても指示待ちなんて特徴が良く取り上げられるけれども、それにはまずそうすることを教わらないなんてものじゃなく、むしろ遠ざけられたと言っても良いくらいに、そういうことに関する思考が働かないという理由がある。だが忘れてはいけないのがもう1つ、そういう育てられ方は、育てられる本人もどこかで嫌気がさしていて、自分だったらもっと放っておくとか、あるいはもっと遠くから見守るという理想を抱えることになり、それを他人に投影する結果、何もしない事が思いやりであるという基本概念が育ってしまう。

個人主義とか個性やプライバシーの尊重とかがとかく叫ばれた時代があったのは、日本の経済が好景気を迎えたとき、その世代の多くの子供が過保護になっていったからなのだろうか。金銭的に豊かになり、しかしそのために親の仕事時間は長くなり、家庭は核家族を目指して解体されて行った。そばにいるヒトとの関係と引き換えに、与えられるモノは増えて行った。単に生産があふれたからではなく、そういう交換があったからこそ、やがてはモノに見慣れ、ヒトは見慣れないものになった。そんな流れは、やっぱりあったのだろうか。

今、一番子供に与えたいのは、よきヒトとの関係だ。

自分が未だに上手に手に入れる事のできないソレを子供がちゃんと手に入れられたとしたら、もう一度時代に期待が持てるような気がする。早く手に入れて、俺に教えてくれ。そういうあつかましい方針。