2009/10/16

葬式革命

そのうち誰かがするだろう(あるいは、どこかで既にしているだろう)
と思っている、葬式革命。

1.通知メール
通夜、葬儀、初七日、四十九日、百箇日などの通知は全てメール。
通夜か葬儀の会場にQRコードを貼っておき、空メールからメルマガ登録による。

2.香典Edy
葬儀屋さん提供の読み取り装置を使って、電子マネー
Edyなどで「シャリーン」と香典の受け取り。
もちろんオンライン決済対応。皆さん手ぶら。
あとで誰が幾ら払ってくれたかの集計も、既に終わっている。

3.iPhone教典
読み上げられるお経はiPhoneアプリで表示。
タッチスクリーンでスクロールも簡単。
カラオケのように、今読まれている箇所を色付け可能。
音声認識で今呼んでる所を即時に検索もいいな。
お経を読む段になると、皆さんiPhoneを取り出して、
正面に掲げたQRコードからお経をダウンロード。

4.薄型仏壇
時代は薄型軽量化。
扉の内側は有機ELや液晶による表示で、装飾コストも
スペースも大幅削減。
その日の気分で大胆なアレンジも。
スクリーンセーバー機能付きで、思い出の写真を次々と
表示させるも良し。
Webカメラと連動させれば、その場に居ないお坊さんを
仏壇の中に表示して、遠隔読経も。
もちろんここにお経を表示することも可。

これらを冗談と笑っていられるのはいつまでか。
ネットで参拝なんてのが本当に作られる時代だ。

多くは「意味が薄れる」と言うのだろうが、
思えば電球式の和蠟燭とか、初七日を葬儀当日に済ませたりとか、
省略したりとか形を変えたりとかは、ずっと前からやっている。

人間は、込められた意味よりも、必要や都合を選ぶのだ。
意味を形に表すことから始まったものが、必要や都合により形を変え、
やがては元の意味が分からなくなる。
行き着くときは、どうあっても行き着くものだ。

2 件のコメント:

  1. お焼香も、電子タバコみたいな水煙になって、
    「CO2排出をおさえる」
    とか言い出すのですかね。

    もう、そこまでいったら、是非とかよりも、
    昔を知っているということで
    自慢(?)になるかも

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  2. http://www.awaji-baikundo.com/oshoukou.htm
    それに近い…。
    けど電子焼香ってなったらやっぱり
    ダミーの粒(手が汚れない)を循環で使って
    所定の位置に落としたら水煙…
    なんかこれも笑えてくるです

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