2010/01/17

命の心

昨年9月に、認知症にかかってから15年は過ぎていた祖母が他界したことについて書いた。

「生きたい(9/16日記)」

ずっと話も出来ず、入院し管を通されて、それでも他界するひと月前、一度は危篤状態から持ち直した、つまり生きる事を選んだことを書いた。

「どんなに死にたいと考えても、意識を失いつつ肉体の活動が絶える最後の一瞬、どんな生き物でも、最後に選ぶのはきっと「生きたい」なのだと思います。」

と書いた。



その一方で、こんな記事がある。

いつも手を繋いで過ごした仲良し老夫婦、妻の死と同じ日に夫も亡くなる。
その記事から関連として貼られている同様の記事へのリンク
同じ日に他界した仲良し夫婦、夫の死から3時間後に妻も亡くなる。

祖母は、最後の最後まで、なおも生きる事を選ぼうとした。
一方で、記事の夫婦、後を追った方は、もう生きない事を選んだ。

死はただの自然現象だ。
火はいつか消える。

「生きたい」か、「生きない」か。
ただの自然現象にどう立ち向かうか、その姿勢の違いについて、偉そうに語れる自分ではない。
それを痛感させられた。

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